今回は、多くの人に愛される野菜、レタスにスポットを当ててみましょう。
レタスをサンドイッチに加えると、その食感がより一層楽しめますし
肉を包むのに使うと、一味違った美味しさが楽しめます。
レタスが魅力的な理由のひとつは、そのシャキシャキとした食感。
これは、レタスが水分をたっぷり含んでいるからです。
実際には、レタスは90%以上が水分で構成されています。
レタスは低カロリーである上に、肌をきれいに保つビタミンCや
老化防止に役立つアンチエイジング成分、腫れを減らすカリウムなど
様々な健康に良い成分を含んでいます。
健康を意識した食生活には、レタスのような野菜を日常的に取り入れることがお勧めですが
食事の全体のバランスにも注意が必要です。
理想的には、様々な種類の食品をバランスよく食べることが大切です。
レタスが含まれる食品群は、含まれる栄養素によって異なります。
この興味深い点について、引き続き掘り下げていきましょう。
レタスの種類とその進化:古代から現代まで
レタスはキク科アキノノゲシ属に属し、日本では「ちしゃ」とも呼ばれます。
この野菜の起源は西アジアで、紀元前の古代エジプトで栽培が始まったとされています。
時を経て、レタスはさまざまな種類に進化し、現在では主に四つのカテゴリーに分けられます。
それでは、各レタスの特徴を見ていきましょう。
結球レタス
玉レタスやサラダ菜がこのグループに含まれ市場でよく見かける丸い形をしています。
特に葉がゆるやかに巻かれたサラダ菜は、このタイプに分類されます。
葉レタス
リーフレタスやサニーレタスがこのカテゴリーに入ります。
球形にならず、葉の先が赤褐色になることが特徴的です。
立ちレタス
コスレタスがこのグループに属し、縦に長く成長します。
葉レタスとは違い、葉の色が濃い緑で、質感は硬めです。
茎レタス
ステムレタスやサンチュがこのカテゴリーに分類されます。
他のレタスとは異なり、特徴的な丸く太い茎があり
ステムレタスはその茎を使って「山くらげ」などとして乾燥させて販売されることもあります。
緑黄色野菜としてのレタス:その分類と定義
まず緑黄色野菜とは何かについてお話ししましょう。
栄養学の世界では、100グラムあたりカロテンが
600マイクログラムを超える野菜を緑黄色野菜と定義しています。
この基準で野菜のグループ分けを行うわけですが、レタスに関しては少し複雑な状況があります。
実は、レタスの中には緑黄色野菜に含まれるものとそうでないものがあります。
たとえば、文部科学省の食品成分データベースによれば
サンチュは100グラムあたりカロテンが3800マイクログラム
サラダ菜は2200マイクログラム、リーフレタスは2300マイクログラム
サニーレタスは2000マイクログラムと
いずれも600マイクログラムを超えるため緑黄色野菜に分類されます。
一方で、玉レタスは100グラムあたりカロテンが240マイクログラム
コスメレタスが510マイクログラムと
この基準に満たないため緑黄色野菜とは見なされず
むしろ「淡色野菜」や「その他の野菜」として扱われます。
レタスの分類:緑黄色野菜と淡色野菜について
レタスには、緑黄色野菜と淡色野菜の二つのタイプがあることが知られています。
緑黄色野菜に分類されるサラダ菜、リーフレタス、サニーレタス、サンチュは
カロチンをたっぷり含んでおり、これが皮膚や粘膜の健康を守るのに役立ちます。
これらの野菜は、栄養バランスの中で第3群に位置づけられています。
一方で、玉レタスやコスメレタスなどの淡色野菜は
身体の機能をサポートするビタミンCが豊富で、このために第4群に分けられています。
レタスの分類と栄養に関するまとめ
レタスには様々な種類があり、それぞれが緑黄色野菜、淡色野菜
またはその他の野菜というカテゴリーに属することがわかりました。
一般的にポピュラーな玉レタスは淡色野菜に分けられ
一方で焼肉で人気のサンチュは緑黄色野菜の一つとされます。
この事実は私自身にとっても新しい発見でした。
しかし、緑黄色野菜のみが健康に有益というわけではなく
レタスをはじめとする多くの野菜がさまざまな栄養を提供しています。
健康的な食生活を心がけるうえで、レタスの種類ごとの分類を理解し
それを基にバランスの良い食事を計画することが大切です。